こんにちは、ぱのん(@panonbox)です。
毎月の光熱費を少しでも節約したいと思ってる人は沢山いると思います。
その中で電気料金を節約するために、「LED電球」に交換したり消費電力が少しでも低い商品に買い替えたり、使用する時間を減らしたりして色々と節約を行っているかと思います。
だけど電気料金の節約を出来ているのは間違いないけど、実際にどれぐらい節約出来ているのか分かっていない場合が多いですよね。
節約するモチベーションや商品買い替えの判断の為にも、節約出来る金額を把握することが非常に大事です。
そんなことで、今回は私が使ってる簡単に電気料金を計算する方法をご紹介いたします。
細かく計算する方法もありますが「ざっくりとした金額」を瞬時に理解出来る方が判断する上では便利です。なので消費電力から3秒で大体の電気料金を計算する方法をご紹介します。
ちなみに私は学生時代に「電気工学」を学び、電気工事士や電気設計などの経験もあるため、高度な計算を行う事も可能ですが、一般家庭の電気代節約では、これから紹介する方法で十分です。
消費電力(W)ワットからざっくり電気代を計算する方法
商品の定格消費電力から、ざっくりとした電気料金の計算方法を説明していきますね。
実際の電気料金を計算しようとすると、消費電力、力率、損失、平均使用時間、起電力、待機電力、各電力会社の単価、調整費など様々な、単価や指数を計算して算出しないといけませんが、こんな難しい計算式は必要ありません。
次の1つのことだけを覚えてください。
100w 12時間 1,000円
いかがでしょうか?
わかりやすいように、少し言い方を変えると
1日12時間使う場合は、消費電力量(w)を10倍した数値が、1ヶ月の電気料金になる。
これだけ覚えておくと、ざっくりとした電気料金をほんの数秒で計算出来るようになります。今後商品の買い替えのときや、比較するときに非常に役立ちますので是非覚えておいて下さい。
商品の消費電力ワット(w)を10倍する。これだけを覚えておきましょう。
我が家の実例(ぱのんの家)
例えば、私の自宅に付いている玄関からリビングまでのダウンライトで実際に計算してみますね。
ダウンライト用のミニクリプトン電球「60w」が「11灯」ついているので「660w」です。我が家では年間を通して大体18:00前後から24:00前後まで付けっぱなしになっている照明です。
先程の計算方法で考えると、12時間ではなくて半分の6時間付けっぱなしなので
660(w)× 10倍 ÷ 2 = 3,300円
ざっくり計算だと、上記の照明を1日6時間つけていると約一月3,300円の電気料金がかかることになります。
LEDランプに置き換えた場合は
例えば次のランプに交換した場合は
7.6w × 11灯 = 83.6w × 10倍 ÷ 2 =418円
ざっくり計算だとLED電球に置き換えると一月あたりの電気料金が
3,300円 ー 418円 = 2,882円 節約出来そうとざっくりとした予想が立てることが出来ます。
このLEDランプの値段は、約900円ですので交換すれば4ヶ月程度で元がとれる計算になります。
ちなみに交換例で上げたLEDランプの説明には
多少のズレは生じていますが、使用する時間も考慮すれば誤差程度ですのでざっくり計算で十分な事がわかります。
ズレと言っても、誤差の範囲です。ざっくり計算でまったく問題ないですよ。
少し本格的に消費電力から電気料金を計算
ざっくり計算では多少のズレがあるけど、商品の比較や判断に使う分には十分であることを説明してきましたが、実際の金額とどれぐらいズレるか具体的に計算してみたいと思います。
今回も、ざっくり計算で使用した我が家の玄関からリビングまでのダウンライトを例に使って計算を行います。
今回もざっくり計算の時同様に「660w」の電球を18:00頃から24:00頃まで1日6時間付けっぱなしとして計算していきますね。
660w × 6時間 × 30日 = 118,800wh = 118.8kwh
一ヶ月の消費電力量は「118.8kwh」となります。
電気料金単価は各電力会社によって違いがあります。また電力自由化に伴い様々な計算方法が出てきていますので単純に計算するのは難しくなっています。
今回はわかりやすいように「関西電力と東京電力」の一般的な契約でそれぞれ計算してみます。
関西電力 従量電灯A
第2段階単価 1kwh 25.33円
第3段階単価 1kwh 28.76円
東京電力 従量電灯B
第2段階単価 1kwh 26.00円
第3段階単価 1kwh 30.02円
関西電力
118.8kwh × 25.33円 = 3,009円
118.8kwh × 28.76円 = 3,416円
東京電力
118.8kwh × 26.00円 = 3,088円
118.8kwh × 30.02円 = 3,566円
ざっくり計算
660(w)× 10倍 ÷ 2 = 3,300円
節電することで削減される単価は、最終計算される単価分で削減されるため、一般的な家庭であれば従量電灯の第2または第3段階の単価で計算されるはずです。
電力自由化で計算単価はバラバラですが、5%程度のちがいだと思います。もう少し詳し出したい人は、上記単価と実際の電力会社の単価を比較して誤差修正しても良いと思います。
簡単計算と本格的計算を比較してみる
一月の消費電力や電力自由化で数パーセント安くなったりする場合がありますが、ざっくり計算と比べても大きくズレることはありません。
1ヶ月の電気料金
約4,000~9,000円の人は第2段階単価
約9,000円を超える人は第3段階単価
電気の使用量に応じて単価が違いますが、ざっくり計算だとその中間あたりの金額となっているのが分かります。
更に正確な金額を算出したいのであれば、詳しいデーターを検証すれば計算出来ると思います。
「1日何時間使ったか」「休日の使用量と比較」「季節による変化」「正確な電気料金単価」などなど詳しくデーターをとって計算すれば、さらに正確な電気料金を算出することは出来ます。
ですが、商品選定のために電気料金を算出するのであれば、これまで説明したとおり誤差の範囲なので時間をかけて計算する必要はなく、ざっくり計算での電気料金で十分です。
まとめ
実際に正確な電気料金を計算するのは、非常に面倒な計算式を計算しないといけませんが、商品選定に使う程度であればざっくりした金額で十分です。
これだけを覚えておけば、消費電力量から大体の電気料金を瞬時に計算することが出来るようになります。
さて今回はいかがだったでしょうか?
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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