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洗面台のシャワーホースから水漏れ。カビを除去し蛇口交換【DIY】

洗面台のシャワーホースから水漏れ。カビを除去し蛇口交換【DIY】DIY
この記事は約14分で読めます。

こんにちは、ぱのん(@panonbox)です。

ある日突然、洗面所の床が水浸しになっていました。

そこで原因を調べるてみると洗面台の下の方から、水がしみ出てきてるのを発見。さらに水漏れの場所を調べてみると洗面台のシャワーホースに亀裂が入ってそこから水漏れを起こしていました。

状態レベルがかなり酷かったので、初心者でも簡単に修理とは行かないですが、今回行った修理方法をご紹介していきたいと思います。

これから、自分で洗面台の蛇口からの水漏れや新しく交換を考えている方は参考にして頂ければと思います。

洗面台の水漏れによる被害状況

洗面台の水漏れによる被害状況

我が家では風呂の手前に洗面所があります。普段から水気の多い場所なので床が若干濡れていることは良くあるため、濡れている程度ではあまり気にはなりませんが、今回は濡れているレベルの話ではありませんでした。

例えると、大雨のときに道に出来る「水たまり」!!

家の中に「水たまり」がある時点でビックリだったのですが、その原因を調べるとさらに大変なことが判明しました。

洗面台の下にある収納から水が漏れているのですが、その水が原因で周辺は「カビ」だらけになり、底面や側面は水分によって木が「腐りかけ」てきているのです。

洗面台収納の水漏れによる被害状況
嫁ちゃん
嫁ちゃん

そう言えば1ヶ月ほど前から、たまに床が濡れてることがあったよ。洗面台、洗濯機、風呂の脱衣所が重なってる場所なのであまり気にしてなかったけど・・・・

ぱのん
ぱのん

普段から濡れていても不思議には思わない場所だから仕方がないよね。

洗面台のシャワーホースから水漏れしているので、洗面台の水を使ってるときにしか水漏れが発生しません。しかも洗面台の一番奥で漏れているので、洗面台の外にまで水が漏れ出ることが少なく発見が遅れてしまったのです。

また、普段から「洗濯機」「洗面台」「風呂場」などの影響で床が濡れることは良くある出来事なので多少の水濡れは気にならない場所です。

このような理由で、長期間水漏れに気が付かなくて洗面台やその床に損傷を与えてしまいました。

水が原因で周辺は「カビ」だらけになり、底面や側面は水分によって木が「腐りかけ」てきているのです
骨組みや側面に水を含んでブヨブヨになっている
ぱのん
ぱのん

水漏れに気がつくのが遅いと被害が拡大します。おそらく1ヶ月ぐらい水漏れしたままだったので、けっこう酷い状態ですね。

DIYで修理することを決意(業者高すぎる)

DIYで修理することを決意(業者高すぎる)

結論からいうと、自分で修理を行うことに决めました。

業者に頼むと修理代金が高いというのもありますが、私の性格上の問題でなんでも自分でやってみたいという好奇心みたいなものですかね。

ちなみに業者さんに修理を依頼すると洗面台の土台が腐っているので、洗面台の交換をしたほうが良いらしく、そうなると結構なお値段に・・・

さすがに、この状態で交換を勧めてくるのはちょっと強引じゃないかと思ったりもします。

この時すでに自分で修理をしようと思っていたので、業者さんの強引さもそんなに気にならなかったです。

洗面台を新しいものに交換して、床の補修やらその他の設置や電気工事もろもろいれると『20万円ぐらい』修理代金だったと思います。

水漏れにより腐りかけカビだらけの洗面台修復

水漏れにより腐りかけカビだらけの洗面台修復

それではさっそく作業を開始していきます。

洗面台の底を分解する

まず最初に状態の確認をする必要もありますので、バラして分解できるものはすべて分解していきます。

洗面台の底板はプラスビスで止まっているだけなので、全て外していきます。

塗装は剥げて水を吸い込み、骨組みがブヨブヨに
たっぷりと水を含んで骨組みの木材がブヨブヨになっている

骨組みの木材もたっぷりと水を長時間含んでいたためなのか「やわらなかく」「ブヨブヨ」になっています。強度が弱って、なにか重たいものを乗せれば底が抜けそうな感じです。

フローリング材にも、なにやら黒いぶつぶつの粒上のようなものが大量に出来ています。さらにさわってみると少しブヨブヨしてますね。

水気を飛ばして乾燥させる

とにかく水気をなくさないと行けないので、ウエスや雑巾等で除去できる水はすべて拭き取り後、扇風機をあてしばらく乾燥させていきます。

まるまる2日間(48時間)ぐらい扇風機を当て続けて乾燥させました

まるまる2日間(48時間)ぐらい扇風機を当て続けて乾燥させました。

次の写真は1日経過したときぐらいの写真ですが、骨組みの木材もだいぶ乾いてきてるのがわかると思います。

扇風機でずっと風をあててようやく水気がなくなり乾いてきた

続いて塗装が剥げてカビだらけになっている底板ですが「厚み4mmのベニヤ板」を使用していました。今回は乾燥させて再利用しておりますが新しく購入しても数百円程度だと思うので新しいものを使ったほうが良いと思いました。

乾燥やカビ取りに、すごい手間と時間がかかるので数百円で新しいものを購入するほうが圧倒的にコスパが高いですね。

底板のベニヤ板を日光に当てて乾燥させますその後古い塗装やカビなどをサンドペーパーでこすって削っていきます

底板のベニヤ板を日光に当てて乾燥させていきます。しっかりと乾燥が終わったら古い塗装やカビなどを「サンドペーパー」でこすって削っていきます。

実はこの削り作業がものすごく大変でした。電動工具があれば早いのかもしれませんが手作業で削り取っていくので半日以上かかったので、新しいものを購入するほうが圧倒的に良いですね。

洗面台の傷んだ塗装とカビを削ぎ落としていく

水気を含んで傷んでしまった塗装面やカビが繁殖した部分を、カワスキを使って削り落としていきます。サンドペーパーでも大丈夫だと思いますがカワスキの方が早く処理できるのでおすすめです。

結構な広範囲に水害が広がっています
塗装やカビで傷んだ側面をカワスキで削っていきます

削ってみるとよく分かりますが、結構広範囲にわたってダメージを受けているのがわかると思います。今となっては業者さんの洗面台載せ替え案も、少し納得が出来るのかなと思ったりもしますね。

木材の中の方にも「カビ」が発生していて表面を削るだけではすべて除去するのは難しいです。

ということで、お風呂にあった「カビキラー」を全体的に散布してカビ退治を行うことに、カビキラーはすぐに乾いてしまうと効果がよわってしまうので、「キッチンペーパー」やタオル等で覆ってあげると長持ちしてカビを退治してくれます。

これは、お風呂場のカビを退治するときにも非常に有効な技なので、ぜひ使ってみて下さい。

乾かないようにキッチンペーパーで保護します

洗面台の底の骨組みを補強する

洗面台の底の骨組みですが、水気がなくなり乾燥したことによって大分と丈夫になったと思いますが、やはり不安が残ります。

骨組みが水をすって弱くなっています。そもそも骨組みの数も少ないですよね

そもそも洗面台の下の収納って、我が家では洗剤やら液体のものを収納する場所で、結構な重量のあるものを収納します。

上記写真の骨組みで4mmのベニヤ板だけでは少し強度的には不安が残ります。そこで、ここまで分解したついでなので、骨組みの補強をいれることにします。

適当な廃材を切って骨組の補強を行ってます
3ヶ所を補強したので、これまでよりもかなり頑丈になったはずです。

このような底面の作りでは、骨組みを少し強化してあげると底面全体の強度がすごく上がります。底板が薄い4mmのベニヤ板でも骨組みさえしっかりすれば、かなりの重量に耐えれるようになります。

今回は職場に廃材として転がっていた、桟木(サンギ)が丁度良いサイズだったので、これを使って補強することにしました。

骨組みは基本的には見えない場所なので、ホームセンターで100円程度で売っている、安い素材のもので十分です。

ちなみに、日曜大工の時や木材を固定する場合は釘を使って打ち込むイメージですが、ビスを使って締め付けたほうが簡単です。

特に素人の場合は、まっすぐ釘を打ち込むことが難しいので、電動ドライバーなどで木ネジを使って固定するほうが簡単で楽ちんですよ。

ぱのん
ぱのん

本職の大工さんでも釘よりネジ使ってる方が多いですよ。釘を金槌で打ち込むのって、かなり難しいですよね。

養生・防カビ塗装

水性の防カビ用塗料を刷毛で丁寧に塗っていきます。

今回は防カビ用で直接塗れるタイプだったので「シーラー」を使っていません。ですが下地の色が見えなくなるまで複数回塗る必要がありました。

今後のカビの事も考えると、ここは手を抜かずに防カビ用シーラーを下地に塗っておくほうが良いと思います。

防カビ用塗料を塗りました。

同じように底板も塗っていき、ビスで取り付けます。

骨組みの補強をいれているので、かなり頑丈になってますね。少々重たいものを収納しても大丈夫になりました。

ステンレス製のビスで底板を固定してるのですが、結構目立っているのでビスの上にも同じ塗料を塗っていきます。塗りすぎてプラスドライバーの穴を塞がないように薄っすらと塗ります。

ビスの頭にも塗装することでキレイに仕上がります

どうでしょうか?

あのカビだらけのブヨブヨ収納スペースが、見違えるようにきれいになりました。さらに骨組みに補強をしているので、おそらく当初よりも頑丈になっていると思います。

あとは、外した扉を取り付ければ完了です。中が真っ白で綺麗になってしまったので、扉のほうが古く感じるようになってしまった。そのうち扉の方も塗装することにします。

扉を取り付けて完了です

これで洗面台の修理は完了です。

ぱのん
ぱのん

今回の作業は、この洗面台の復旧作業がメインですね。ここまで出来れば後は水漏れ場所を修理するだけです。

MYM(KVK)からTOTOの器具に変更

洗面台の補強と修理は完了しました。

これからが本番の水漏れ修理ですが、洗面台の修理の方が難易度が高く手間がかかったので、これまでと比べれば楽に作業をすすめていけます。

水漏れを止めるだけならホースの交換で完了です

下記の写真でわかるように、水が漏れている個所はシャワーホースの部分から漏れています。

なので、単純に水漏れの修理をするのであれば、シャワーホースの交換だけで完了します。

洗面台のシャワーホースから水漏れしています
シャワーホース交換費用
  • 部品代のみで  5,000~10,000円
  • 業者依頼の場合 15,000~20,000円

水栓器具を新しく交換することにしました

シャワーホースのみを交換するのが費用的には安くなりますが、どうしても「TOTO」の商品が気に入ってしまったので新しく交換することにしました。

交換した商品はこちらです。 

※実際に取り付けを行ったのはこれの一つ前の型になります

「TOTO TLG05301J」

この製品を選んだ一番の理由は「エコシングル」です。

toto 水と湯をしっかり使い分け、湯の無駄使いを防げるエコシングル
出典 : TOTO公式ページ

夏場などで全くお湯を必要としないような状況でも、操作の利便性が理由となって操作レバーが中央付近になっていることがとても多いです。

自分が気をつけていても、家族の人や特に子供たちは一々気にしてくれたりしません。

金額は大したことない金額ですが、夏場の暑い時期に水のほうが気持ちいい状況で「ガス代使ってお湯が出てくる」ってのは、なにかすごい無駄なことやってる気がしてなりません。

このような理由で、この商品に変更することを決定しました。またこの商品に交換してから夏場にお湯を無意識に出すような事がなくなり、交換して本当に良かったと思いました。

ぱのん
ぱのん

「KVK」や「LIXIL」の製品も良いですが、個人的には「TOTO」の製品がスタイリッシュで格好良く好みです

既存の水栓を取り外す

洗面台したから2ヶ所のナットを緩めて水栓器具を取り外す

洗面台の下から潜り込んで、ナットを緩めてあげると簡単に取り外すことができます。

ただし、取り付け場所が狭い場合が多くて、通常の工具では緩めるのが難しいときがあります。

今回はモンキーレンチやウォーターポンププライヤーで緩めることができたので、専用工具を使わずにできましたが「水栓用締め付け工具」を使用した方が確実だと思います。

水栓器具を取り外したときに、穴のサイズを計測しましょう

商品選定をする場合は、必ず上記写真の水栓を取り付ける穴のサイズを計測しましょう。穴の大きさにあったものを選定しないと場合によっては取り付けできない事もあります。

新しい水栓設備の取付

取り外した手順の逆で取り付けていくだけなので、ここまでくればそう難しくありません。

詳しくは、商品に付属する「施工説明書」に詳しく書いていますので、それに従って取付すれば問題なく取り付けることが出来ると思います。

ビフォー

MYMの旧型混合水栓

アフター

TOTOの新しい混合水栓

今後のためにバケツの設置

今回の水漏れが発生したシャワーホースですが、「10年程度」で水漏れが起こることが多いようです。

我が家も10年程度経過したぐらいに、水漏れが発生したので寿命だったのでしょう。水漏れそのモノよりも、水漏れによって起こった損失のほうが遥かに大きいので、これを予防する方法を考えました。

考えるというよりも、既に各メーカーが対策していますね。ただそれを知らなかっただけです。

その商品がこちらです。

ホースからの水漏れが発生した場合に、この水受けに漏れた水が溜まっていくような仕組みですが、問題は水漏れに気がつくかどうかにかかっています。

洗面台の下の収納を毎日チェックしてる人はそうはいないと思います。実際に漏れ始めたらこのサイズの容器だと数日であふれるはずです。

無いよりはマシなので、設置はしてみましたが効果については約10年後にわかると思います。

水栓ホース水漏れ用にせっちした水受容器
ぱのん
ぱのん

大量に水漏れした場合はこのサイズの水受容器だと、すぐに一杯になると思います。やはり最終的にはコマ目にチェックするしか無いようですね。

洗面台の水漏れ修理に使用した物

修理に使用した部品パーツや材料

  • toto TLG05301J
  • 養生用テープ
  • 水性塗料
  • シールテープ
  • カビキラー
  • 桟木(さんぎ)赤松材
  • 水バケツ
  • ステンレスビス

修理に使用した工具

  • プラスドライバー
  • 平かわすき(スケラ)
  • スパナ
  • アンギラ
  • 塗装用刷毛
  • のこぎり

これあったら便利 工具

  • インパクトドライバー
  • 水栓 締付け工具
  • 水受容器

修理に使用した消耗品

  • ペーパーウエス
  • キッチンペーパー

まとめ

水漏れの発見が遅れると被害が大きくなります。なので簡単なチェックを定期的に行うように心がけましょう。

今回は業者さんに任せると「20万円」以上の修理費が必要になる修理ですが、完璧とまで言えませんが自分で出来る範囲で修理することにより「5万円」以内で修理することが出来ました。

これから自宅の水漏れ修理を行う方は参考にしてみてください。

さて今回はいかがだったでしょうか?

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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DIY
この記事を書いた人
ぱのん

複数の会社を経営しています。
だけど、すべての労働所得を合わせても同年代のサラリーマン以下の年収です(笑)
株式投資や不動産投資を行い資産形成に力を入れつつ、一方で文章力強化のためにライティングの修行を行っています。
このような私の経験を元に、見て頂いてる方に役立つ情報を提供できれば良いなと思っています。

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